ヴァイオリン工房Len......Suzuki Ayako    

ロンドンにて その②

ヨーロッパで就職したいと考えていたころ・・・Adamさん以外の工房でも実習をしていました。
この工房は銘器がわんさかある工房で、年月を経て様変わりしてしまった楽器も時間をかけて丁寧に復元して、楽器として生まれ変わらせる・・・という事をしています。
その当時私に与えられた仕事のひとつがこの楽器・・・
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この楽器はまだきれいに割れている方ですね。場合によってはパズルのようにバラバラになっているものをひとつずつ丁寧につなぎ合わせて治していきます。
正直なところ私は楽器作りの方が得意なので、時間をかけてこうやって楽器を復元する作業を初めてした時は、げんなりしました。
「楽器作りは創造力で、修理は想像力が大切。」と、大先輩に言われた事があります。そうなんです!!オリジナルの木材を生かし復元する修理という作業は、目の前に対する楽器の状態を理解し、その楽器にあったベストな修理方法を毎回模索しなくてはいけないんです。楽器に試されているように感じて、はじめのうちはしんどかったです!
でもこうやって、古い楽器を大切に時代を越えて弾き続けられるってのは、なかなかロマンがありますね・・・・。
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ricordi in Londra

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by celloloto | 2011-03-11 01:04 |   ロンドン London

ヴァイオリン製作家 Suzuki Ayako 鈴木郁子
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