ヴァイオリン工房Len......Suzuki Ayako    

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f字孔切り出し

前回デザインしたf字孔は少しだけ幅を広くして、思い切って切り出しを始めました。
まず糸鋸でラインギリギリまで切り出します・・・
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そしてナイフで切りだせば出来上がり060.gif
魂柱はどうにか出し入れできる幅にしました。これ以上広げるとAmatiから遠く離れちゃうのでこれで勘弁026.gif
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f字孔の後は表板の厚みを最終チェックしたらバスバー(bassbar / catena)のフィッティングをするので、バスバー材の準備をします~
バスバー材は楽器の内部でも音響に影響を与える大事な存在・・・なるべく繊維がまっすぐな方がいいですね。その繊維の方向を知るためには、材を割るのが一番です。
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by celloloto | 2011-05-25 23:39 |   製作中 making violin

裏板厚み出し spessore

毎日暑い日が続いています042.gif
なんでこんな暑い時期にまた・・・という感じですが、今まで怠けていた私が悪い・・・。
裏板のアーチの形についてはもう心を決めました。結構ふくらみが激しく感じますが、それは私がAmatiのアーチを見慣れてないだけ・・・これでいこうと思います。その次の段階の厚みだしを丸のみで進めました。
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これだけ彫り進めるのにマメができるんですよ、痛いんですよ~008.gif
表板にはAmatiのf字孔のデザインを、試しに・・・
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でもこのf字孔の細さじゃ魂柱が通らない!!どうしよう・・・。また明日考えます。
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by celloloto | 2011-05-21 17:29 |   製作中 making violin

12th International Henryk Wieniawski Violin Making Competition

ポーランドのポツナンで第12回国際バイオリン製作コンクールがあったようです。
友人も参加したと話していたので、結果が気になって様子をHPで検索!

ヘンリク・ヴィェニャフスキ(Henryk Wieniawski)ユダヤ系、ポーランドのヴァイオリニストである彼の名を冠したヴァイオリン製作コンクールです。
期間は2011.5.8~14の1週間で、審査方法は製作家と音楽家による1次・2次審査(非公開)を経て、5.12には最終の音審査(公開!!)。この音審査は2回に分かれてて、ひとつはピアノとヴァイオリン。これはよくありますね。ふたつめが、オケバックによるヴァイオリンコンチェルトですよ!
J. Brahms: Violin Concerto in D major Op. 77を、
ヴァイオリニストBartosz Bryłaさんが、
Jakub Chrenowiczの指揮で
T. Szeligowski Poznań Philharmonic (タデウシュ・シェリゴフスキ ポズナンフィルハーモニックオーケストラ)と演奏ですよ。豪華ですね、華やかですね・・・・!こういう話を聞くと、ヨーロッパに帰りたい・・・としみじみ考えてしまいます・・・。

060.gifコンクールの結果と詳細は ↓ 060.gif
12th International Henryk Wieniawski Violin Making Competition
知ってる名前がちらほら・・・みんながんばってますね・・・いい刺激です!
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by celloloto | 2011-05-19 15:30 |   コンクール competition

Royal Academy of Music Strings Gallery 3

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Antonio Stradivariのスクロール
左から[1696 Va "Archinto"][1709 Vn "Viotti"][c1734 Vn by Francesco Stradivari?]
           
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上段左から[Antonio Stradivari 1718 Vn "Maurin"][Andrea Guarneri c1665 Vn]
下段左から[H&A 1629 Vn][Girolamo Amati 1671 Vn][Antonio Stradivari 1696 Va "Archinto"]

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by celloloto | 2011-05-13 17:25 |   世界の銘器

Royal Academy of Music Strings Gallery 2

Royal Academy of Music Strings Galleryに、Antonio Stradivariの1666年製作の楽器がありました。
 Antonio Stradivariは、1666年製作の楽器のラベルに"Nicolo Amatiの弟子である"との記入があったことから、Amatiの弟子だと考えられてます。黄金時代の1700年代を迎えるまで、Amatiの影響を受けたAmatise、Magginiの影響を受けたとされるLong Patternを経ながら、常に新たな形を追求して続けていました。この楽器は(推定)1666年製ですから、まさにAmatiの影響が色濃く出てる楽器です。現在多くの製作家は黄金期のストラドを見本に楽器を作っている方が多いので、見慣れない方も多いのではないでしょうか・・・。線の印象も丸くて細いですね。
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でも・・・・コーナーのがっしりとした印象はストラド!って感じですね。
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この楽器は過去に裏板のジョイント部分の接着し直しがあって、木釘がなくなってしまったんだったそうです!
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[Antonio Stradivari (1644 - 1737)violin, Cremona c1666
Stradivari may have worked under Nicolo Amati until about 1665; there is no documentary evidence of a formal master - pupil relationship. Amati's influence is seen in the choice of wood, the ground and varnish. The high arching and the upright C - bouts show Stradivari's lifelong interest in developing new designs.]
ストラディヴァリは1665年までNicolo Amatiの下で働いていたかもしれないとされているが、正式な弟子としての記述は残っていない。木の選別、全体、ニス等にAmatiの影響が見て取れる。ハイアーチや直立するCバウツはストラディヴァリが生涯を通じてヴァイオリンの形を常に追求している姿勢が見られる@。

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by celloloto | 2011-05-10 00:01 |   世界の銘器

Royal Academy of Music Strings Gallery 1

Royal Academy of Music Strings Galleryには世界の銘器を所蔵しており、展示室では自由に見ることができます。ロンドンでは基本的にどこの博物館でも入館無料ですから、文化事業、教育に関心があるんだと感じます~♪
[Antonio Stradivari , Cremona violin Viotti ex-Bruce 1709]
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やはり、見れるものなら歴史に残る美しい楽器を近くで見たいので、ロンドンに来る時はいつも立ち寄ります。
[Antonio Stradivari , Cremona violin Maurin 1718]
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[Nicolo Amati , Cremona violin 1662]
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by celloloto | 2011-05-04 23:46 |   世界の銘器

ヴァイオリン製作家 Suzuki Ayako 鈴木郁子
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